家族葬とは

家族葬とは、家族や親族等の近親者で執り行う、少人数が参列する葬儀のことです。家族葬に明確な定義があるわけではなく、家族や親族以外にも親しい友人や知人が参列するケースもあります。人数は1~30人程度であることが多いようです。

・密葬との違い
家族葬と密葬、一般的な葬儀とは異なり参列者が少ないというイメージを持っている人も多いでしょう。名前は違うけれど、2つとも同じような葬儀では?と思っているかもしれません。
しかし、この2つは異なる種類の葬儀であり、家族葬が少人数の規模が小さな葬儀であるのに対し、密葬は一般的な葬儀を執り行う前に、家族や親族などの近親者のみで行う葬儀をさします。つまり、密葬は本葬が行われるのを前提に行うものであり、密葬のみで葬儀を済ませることはありません。

家族葬の流れ

家族葬は葬儀社によってさまざまなプランが用意されていますが、流れは基本的に一般の葬儀と同じです。

1.お迎え
2.ご安置
3.納棺
4.通夜
5.葬儀
6.火葬
7.収骨

家族葬の予算の目安は?

家族葬にいくらかかるのか、これは葬儀を行う地域により差がありますし、どのような葬儀プランで行うかによっても違ってきます。全国平均では50万円代になりますが、安ければ10万円代で高額になると140万円を超えるケースも。

ただし、この平均の金額には返礼品や通夜振舞いの料理、お寺へのお布施代などは含まれていない場合があり、全て合わせると100万円前後必要になることもあります。

家族葬のメリット・デメリット

家族葬にもメリットとデメリットがあります。

・家族葬のメリット

1.費用を抑えることができる
少人数で行う葬儀なので、葬儀費用を抑えることができます。

2.故人とゆっくりお別れできる
一般的な葬儀では準備や参列者への対応が忙しくなり、ゆっくりお別れすることが難しいものです。家族葬なら家族や親族など気心が知れた親しい人のみの葬儀ですから、故人をしのぶ時間を十分持つことができ、心身ともに負担が少なくなります。

・家族葬のデメリット

1.葬儀後の弔問客への対応
家族や近親者だけの葬儀になりますから、その他の外部の人は後日弔問に来られる場合があります。ご近所だけでなく過去にご縁があった人、家族とは面識のない人など、葬儀後しばらくは次々と弔問に訪れ対応に困ることも。

2.参列しなかった人とのトラブル
一般の葬儀では多くの人を招きますが、家族葬は家族やごく親しい人のみで執り行います。参列する人数により招かないない親族や友人知人も出てくると思いますが、なぜ自分が招かれなかったのかと不満が出ることもあるようです。

家族葬をした人の感想

・家族葬をしてよかった人の感想

・40代女性
経済的な理由もあり、母の葬儀は家族葬にしました。規模は小さいながらちゃんとしたお葬式を出すことができて良かったです。弔問客の対応に追われてバタバタすることもなく、家族とゆっくり母を送ることができ満足です。

・50代女性
父は自分の葬儀はしなくてもいい、と生前何度も言っていましたが、最後のお別れは思い残すことなくちゃんと行いたいと思ったので、家族と親族で家族葬を執り行いました。みんなで父との思い出話をしながら、心を込めて送ることができ父も喜んでくれたのではと思います。

・50代女性
これまでは一般的なお葬式しか知らなくて、こじんまりした家族葬なんてなんだか寂しそう、と心配しましたが全然そんなことはありませんでした。家族と親族と特に母と親しくしてくださった方との心あたたまるお式、母の遺言で家族葬にして良かったです。

・家族葬をして悪かった人の感想

・50代女性
父の葬儀で家族葬を依頼しましたが、あれこれオプションの追加をすすめられ結局予算を大幅にオーバーしてしまいました。費用を抑えられるからと家族葬にしたのに、たぶん一般の葬儀とそんなに変わらなかったんじゃないでしょうか。

・50代女性
生前から家族葬で、と言われていたので安いけれど評判の良い葬儀社を利用しました。確かにスタッフの対応は丁寧で良かったのですが、大手の葬儀社との違いがちょっと気になりました。お料理とか返礼品とか、もっと選べるようにしてもらいたかったです。

・50代男性
故人が生前家族葬を希望していたのですが、突然のことで焦ってしまいネットで調べた業者に慌ててお願いしてしまいました。自分が事前にもっと調べておけばよかったのですが、費用もそれほど安くはなかったし、対応もイマイチでした。

家族葬が選ばれている理由

家族葬が選ばれる理由とは、昔とは価値観が違ってきているということでしょう。以前は葬儀に親族や知人友人だけでなく、故人や故人の家族と関わりがある人など多くの人が参列し盛大に執り行われることが普通でした。

しかし、近年は高齢化が進み故人の友人や知人の参列者は減少し小規模な葬儀になることが多く、本人も簡素な葬儀を希望することが多くなっています。近しい人だけに見送られたいという気持ちだけでなく、後の残った遺族の負担になりたくないという理由もあるようです。

家族葬の選び方

家族葬を依頼しようと思った時は、どの葬儀社を選んだらいいのか迷うこともあると思います。後悔しない家族葬の選び方について、おさえておきたいポイントを説明しましょう。

・事前相談の有無
急なご不幸があった時は、とにかく急いで準備をしなければと葬儀も焦って契約しがちです。しかし、残念なことに家族葬を行う葬儀社の中には、経験や知識が乏しく遺族への配慮に欠ける業者も存在しますから、いきなり契約するのは危険です。

信頼でき良心的な葬儀社なら、連絡した時点で事前に相談することを勧めてくれます。こちらの状況や意向も聞かないでいきなり契約を勧めるような業者なら、怪しいと思って間違いありません。必ず事前相談に応じてくれる業者を選びましょう。

・見積書を出してくれるかどうか
家族葬で後悔したこと、トラブルになったことといえば、、最終的に請求された料金もあげられます。家族葬の料金は一般の葬儀よりも料金が安く設定されていますが、パックになっている基本プランでは十分ではないことがほとんどです。ですから必要なオプションを追加していく形になり、最終的に予算をはるかにオーバーし、一般の葬儀とそれほど変わらない金額になった、というケースも少なくありません。

最初に提示された料金よりも高額になって後悔しないためにも、オプションも含めて最終的にどのくらいの金額になるのかを、見積書にして出してもらうことが必要です。見積書を出してくれない業者なら、高額請求される恐れがあるので注意しましょう。

・誠実な対応
葬儀を行う業者としての心構えがしっかりした、誠実な対応をする葬儀社を選ぶようにしましょう。事前相談を親身になって行い、詳しい見積もりも出してくれて、契約を急がせない業者なら任せて安心です。セールスだけに一生懸命で、依頼者の希望をまったく汲み取ってくれないような業者には要注意です。

家族葬はこんな人におすすめ

故人が家族葬を望んでいたならもちろんですが、家族や親族といった身内だけで落ち着いて静かに見送りたいという人にも家族葬がおすすめです。故人が高齢で参列して欲しい友人や知人が少なくなっている場合も、家族や親族だけで見送って、後日家族葬を執り行ったことを参列できなかった人達にお知らせしても良いでしょう。

参列者が少なければその分費用が抑えられますから、金銭的な面でも負担を減らしたい人なら家族葬がおすすめ。また、一般の葬儀のような形式にこだわらず、自由な葬儀を行いたいという人にも、世間体を気にしなくていい身内だけの家族葬がおすすめでしょう。

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